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チョコレートを上手に食べる栄養学

昨日はバレンタインデー。普段でも大人気のチョコレート。今日は知って得するチョコレートの効果と食べる注意点やタイミングをご紹介しますね。

チョコレートに含まれている主な成分は、次の7つがあります。① タンパク質  ②脂質  ③糖質  ④食物繊維  ⑤ミネラル  ⑥カカオポリフェノール  ⑦テオプロミン
特に注目したいのは「カカオポリフェノール」。カカオポリフェノールはチョコレートの主な原料「カカオ豆」に含まれるポリフェノールのこと。カカオポリフェノールは抗酸化力があるので •血圧低下 ・動脈硬化予防 ・老化防止 ・虫歯予防などに期待できます。

では「チョコレートって1日にどれくらい食べたらいいのでしょうか」生活習慣病の改善や健康効果を得るためには、1日に5~10g程度のチョコレートを食べるのが良いと考えられます。ただし注意したいのが、チョコレートの1日最大摂取量。1日に食べるチョコレートの量は、35g(板チョコなら1枚の7分目あたりまで)にとどめておきましょう。厚生労働省・農林水産省が勧めている「菓子・嗜好飲料」の1日の摂取エネルギー量は「200kcal」です。これはチョコレートだけでなく、ほかのお菓子やアルコールなども含めた1日の摂取量になります。市販の板チョコ1枚の場合は、およそ280kcalと高カロリー。つまり板チョコを35g(7分目まで)食べると、すでに1日の最大摂取量を満たしてしまうんです。

チョコレート商品の種類にもよりますが、カカオ含有量が高いほど、カカオポリフェノールが多く含まれている傾向があるんですよ。カカオポリフェノールが含まれているのは、主にブラックチョコやミルクチョコ。ホワイトチョコには、ほとんど含まれていません。

次に「チョコレートはいつ食べるべき?」「どのタイミングで食べるのがいいの?」についてお話ししますね。チョコレートは一度にたくさん食べずに、少しずつ食べることが大切です。チョコレートの含まれる「カカオポリフェノール」は水溶性の成分。体内に入ってから約30分で効果を発揮しますが、その効果は2~3時間ほどしか続きません。チョコレートの種類により、含まれる成分の量は異なります。ここでは「カカオ70%含有チョコレート」を例に、食べるタイミングを見ていきましょう。カカオポリフェノールの1日の摂取量は500mgになるので、「カカオ70%含有チョコレート」の場合、1日5枚までが適量ですね。ほかにもお菓子やアルコール飲料などを摂りたい人は、カカオの割合が80~90%のチョコレートがオススメ。少ないカロリー量でカカオポリフェノールをしっかり摂ることができますよ。

チョコレートには少量のカフェインも含まれています。チョコレート35gに含まれるカフェインの量は、コーヒー1杯の1割程度。子どもや妊娠中の人など、カフェインが気になる人は、チョコレートの食べすぎに気をつけましょう。
最後に、私のおすすめは、チョコレートを食べるときは、塩昆布、野菜ジュース、こんにゃくゼリーと食べると体がお掃除されます。いらない栄養源を繊維に丸めこんで出す働きがあります。
本命チョコは塩昆布や野菜スムージ―と一緒に渡した方がよかったのかもしれませんね。今夜あたりバレンタインの余韻を楽しみますかね。

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