明日9月17日(月)は敬老の日。おめでとうございます。
元気で長生きしてほしいという願いをこめて1日早く投稿させていただきます。
管理栄養士として今年の5月から宮崎市霧島町「住居型有料老人ホーム くじら霧島支援所」の献立作成をさせていただいています。
何時も献立で苦労するのが、
①カルシウムをどうやって摂取させるか
②どうやって減塩にするか
この2点が最後の調整で頭をひねります。
2つの栄養素について私がやっている魔法のテクニックをお教えいたしましょう
カルシウムといえば、代表的な「乳製品」
ところが高齢者にとっては好き嫌いが多くて、調整は難しいです。
次に、小魚と海藻。これも噛み切れない、歯が痛くなるといって調整食材としては困難のようです。
そこで考えたのが、
私の魔法の食材「小松菜」です。
100g当たりのカルシウムの量が、法蓮草が49㎎、小松菜170㎎と3.3倍も増量食材。
例えば、法蓮草のお浸し1皿を小松菜のお浸しに変えるだけで29㎎のカルシウムが102㎎、すなわち72㎎も
跳ね上がります。
ですから、カルシウムの摂取量アップの時は、小松菜を使用します。
次に減塩。
このテクニックは、練り製品を取り除いて茹でチキンなどに変え、スープや汁物に注意です。
かまぼこ、ちくわ、てんぷらなど練り製品の塩分量にはびっくりします。例えば、100g(1本)に塩分量が2.5gも含まれますので、1/5本食べれば、0.5g位はあっという間に摂取してしまいます。
そんな時に茹でチキンへ代替えすると1人当たり0.5g~1gは減塩できます。
そしてコンソメ、うま味調味料などを鶏ガラ、昆布、鰹節のだしでとると、あっという間に減塩になります。
このテクニックすべてが、健康で長生きするコツにもつながるようです。
さらに
高齢者の方々は、赤飯が大好物だということをあらためて知りました。
敬老の日、赤飯を炊いてみませんか