今日7月28日は「土用の丑」の日です。
夏本番をのり超えるために「鰻」を食べる日と一般化されてきた昨今です。昔から「鰻と梅干し」の食べ合わせはよくないといわれてきましたが、栄養的・医学的にまったく問題はなく、むしろ理にかなった相性の良い組み合わせなんです。
鰻に多く含まれるビタミンB1と、梅干しに多く含まれるクエン酸は、いずれも疲労回復に効果的な栄養素のひとつ。
ですから、鰻に梅干しを組み合わせることで、夏のスタミナアップ&夏バテ予防に大きく役立ちます。
さらに、梅干しの酸味が胃酸の分泌を促し、鰻の脂分の消化を助けるので、消化不良や食後の胃もたれを軽減してくれます。
ではなぜこの食べ合わせが悪いという説が広まったのでしょうか?
昔は、鰻の脂っこさと梅干しの酸味が刺激し合い、消化不良を起こすと考えられていたようです。
また、サッパリとした梅干しは食欲を増進させ、高価な鰻を食べすぎてしまうことから、過食防止や贅沢への戒めという意味もあったようです。
いずれにしても、適量は、自分の体を守る上で必要不可欠なようです。