1月12日(土)と13日(日)はセンター試験。
いよいよ受験本番になりました。
本人よりもご家族の方の方がどきどきそわそわ・・・
お子さんのコンディションなど、いろいろと保護者の方も気を使われていらっしゃるでしょうね。
試験日前日になると、誰もが緊張して落ち着かなくなります。
緊張をすることで、体内の消化能力が低下。ですから試験前日のお食事の内容も、当日のお弁当にも気を付けたいところです。
そこで、管理栄養士の恭子先生がアドバイス。
まず試験前日におすすめのお食事は
消化能力が低下するので、胃腸にやさしい消化の良い温かなメニュー。
脳のエネルギーとして、ご飯などの炭水化物もしっかりととりたいものです。
炭水化物はビタミンB1と一緒に組み合わせてエネルギーとなりますので、
豚肉・大豆などのビタミンB1の多い食材を合わせてメニューに取り入れてみましょう。
デザートとして果物がおすすめです。
果物に含まれるビタミンCは抗ストレス作用があり、
ストレス軽減のために取り入れたいものです。
避けたいお食事は
ゲン担ぎで、受験に勝つ!・・・カツをイメージされると思いますが、揚げ物は控えましょう。
油脂が多い食品は、胃内停滞時間が長くなります。ただでさえ、消化能力が落ちてきていますので、
胃もたれを起こす可能性が考えられます。
他には、お刺身などの生ものは食あたりの原因となりますので、生ものは控えたいものです。
以上のポイントを押さえ、お子さんが食べ慣れているものや、好きなメニューにしてあげましょう。
寝る2時間前には、すべて食べ終わりましょう。
次に受験生のお弁当は、
① 入れすぎないこと。
午後の試験も最高の状態に持って行くためにいつもより少なめに。
箸でつまみにくいものは、いらいらするので避けましょう。
② 油の献立は一つだけにしましょう。
消化の時間が他の栄養素に比べて倍以上必要なので、控えめにしましょう。
③ ほとんどの方々が初めての受験で緊張気味。どこかにカルシュウムとビタミンCの食品を入れてください。
朝のホット牛乳とみかん、お弁当ではご飯の上のちりめんじゃこ、プチトマトなどです。
カルシュウムが血液に入り込んで心を落ち着かせます。ビタミンCは そのおてつだい。
④ お弁当の主食は「ごはん」か「パン」か「麺」にするかを考えてみましょう。
そしてその主食に合った主菜(メインのおかず)の味が決まってきます。
その日のお弁当を「和」にするか「洋」にするか、もしくは「中華」にするか決めるとお弁当全体に統一感が生まれます。
⑤ 味のバランスを考える
お弁当全体のメリハリをつけるために、サラダなど一品は必ず薄味でしあげることが必要です。
お弁当メニューは味が似ないように「甘み、辛味、塩味、酸味」などの味系と食感を上手に組み合わせます。
⑥ お弁当のスペース配分は3:2:1
お弁当箱を上から見て、そのスペースの半分にご飯やパンなどの主食を入れ、
残り半分のスペースの3分の2に野菜料理などの副菜を、3分の1に卵や魚、肉などたんぱく源の主菜のおかずを詰めます。
これで主食3、副菜2、主菜1の配分となり、栄養バランスが整います。
野菜は特に緑黄色野菜がおすすめです。
緑黄色野菜は抗酸化作用があるので、ストレスにも風邪にも打ち勝ちます
⑤ お箸、温かな飲み物、忘れていませんか。
では、あなたのお子様のごうかくを祈っています。